大和軒の「食」

見えなかったものが見えてくる ― 3つのF

「食」とは何だろう。
私達は、外食産業に携わる者として、ただ技術の向上をめざすだけではなく、常に人にとって、あるいは、社会にとって、「食」とは、どういうものなのかを問い続けてきました。
そして出会ったのが、「食」の中に隠されたキーワード。3つのFです。


Fにはじまる3つの「食」とは


「食」はFOUNDATIONである:食品は口を通して直接体内にとりこまれるもの。いわば生命力の源です。
その大切な「食」に携わる私達は、常に「医食同源」という信念のもとに、ガンコと言えるほどに水質や、素材にこだわります。
「食」の基礎である食材を厳選することにより、健康と安全をお約束することは、私達の「お客様に対する責任」であると考えています。

「食」はFAMILY-MINDに通ず:「食」とは、体に必要な栄養素の摂取だけが目的ではありません。
素材を生かした調理法や、器選び、洗練されたマナーといった、食空間の演出による

「食」に道あり

遠くローマを起点とするシルクロードの終着点といわれる奈良。
その奈良には、万葉人のオリジナル・ロードとも言うべき、古代大和の道「山の辺の道」があります。
とりわけ、南部の、天理から桜井へと抜ける道程には、往事を偲ばせる景観や地名が数多く残されて、今なお、私達を歴史への散策へと誘ってくれます。
道なき道に"はじめの一歩"を踏み出した先人達が、営々と歩み続けて、後生に愛され親しまれる「道」を残したように、
「食にも道がある」と、大和軒は考えています。


私にとって「食」とは ― 代表取締役社長 伊藤良次

かの茶道の大家、千利休は、ある夏の朝、秀吉を茶室に招いた折に、生け垣の朝顔をすべて切り落とさせ、その白い一輪だけを茶室にあしらってもてなしました。
秀吉は清々しいその一輪を目にとめて、「目が覚めたようだ」とつぶやいたということです。
もてなす亭主の心意気を客がしっかりと受けとめる瞬間の美学。茶道の持つ深い味わいは、"茶"そのものの質は言うに及ばず、器や、家屋の風情、花、花器に至るまでトータルに心を配って、はじめて得ることのできるものでありましょう。
私は、常々、「食」に関しても同様であると確信しております。
私にとって「食」とは、「食」を通して培ってきた私の信念が、「あ・うん」の呼吸で受けとめられるようなお客様との信頼関係を深めることによって、より良い食文化の向上に貢献する企業をめざすことだと考えております。

伊藤良次

代表取締役社長 伊藤良次

社長日記 親父の独り言